日本の競馬も海外の競馬もブックメーカー
ブックメーカー未経験者が賭ける場合には、まず単勝からスタートすると良いでしょう。その理由はページの中盤以降で解説しています。
このページは競馬初心者の方や経験が浅い方に対して書いてありますので、ご了承ください。ブックメーカー経験豊富の方や競馬での収支がプラスの方は読み飛ばしてください。
まずは単勝の仕組みから説明からしましょう!
単勝はシンプルに1着を当てるだけなので理解しやすく、しかも他の券種よりも実質的な配当が大きいからに他なりません。
競馬には合計で7つの券種が存在しますが、それらの券種はそれぞれ主催者の取り分に違いが存在します。
例えば、馬券を購入して賭けた人物の配当が大きくなる可能性がある場合、その配当からなるべく大きな利益を得た方が主催者も得をします。ですから、配当が大きくなりやすい三連複や3連単と言った券種は、平均的に主催者の取り分が25%になりやすいようにシステムが作られています。
一方で、賭けをする方の配当が小さくなりがちなところから主催者側が大きな利益をとってしまうと、お金を賭けた方の実質的な利益が小さくなってしまいますのでこの場合には主催者側の利益も小さくするように出来ているわけです。
特に、単勝と複勝の場合は主催者側の利益が平均的に20%になるように作られていますので、実質的な儲けは単勝と複勝の方が必ず大きくなるようになっています。競馬の初心者は、いきなり複数の馬が圏内に来ることを当てるよりも、1着になる馬(単勝)を当てることに集中したほうが分かりやすいですし、何よりも当たったときの実質的な儲けが大きくなるので利益を得ているという実感を強くすることができます。
1頭だけを選べばよいので的中率も高くなる可能性があり、初心者にとっては他の券種を購入するよりも競馬を楽しむことができます。
ブックメーカーでも単勝の仕組みは同様ですが、ブックメーカーならではのポイントが1つあります。
それは「単勝だとオッズの比較がシンプル」というポイントです。
ブックメーカーは日本の競馬と違い、賭けられる場所が1つではありません。世界には多数のブックメーカーがあり、多くのブックメーカーが日本の競馬も賭けの対象にしています。
そこで、まずは1番オッズがシンプルで分かりやすい単勝を選び、ブックメーカー複数社でオッズの比較をします。
そして、一番高いオッズを提示しているブックメーカーと日本の単勝オッズを比較するのです。
日本のオッズが高ければ日本で馬券を購入します。ブックメーカーの方が高ければブックメーカーで賭けるのです。
複勝などで比較するのもいいですが、未経験の方の場合、まずはシンプルで理解が簡単な単勝で比較するようにしてください。
何度も繰り返し比較しているうちに、高オッズを提示するブックメーカーが絞り込まれ数社が残ります。そして競馬の経験をある程度積んだら、絞り込まれた数社と日本のオッズを比較して、有利な方で賭けるようにしましょう。
「オッズの違いが0.1倍しか変わらないのであればどちらで賭けても」と考えてしまうかもしれませんが、積み重なったリターンが、生涯利益を大きく左右します。
プロはオッズの違いをしっかりと認識しています。
同じ馬で同じレースに賭けるのであれば、当然ですが、リターンが1番大きなところで賭けるようにしましょう。少しの手間が、大きな収支の差になります。